東大英語の過去問演習の開始時期と演習のやり方について

皆さんこんにちは!ポケット予備校です!

今回はこちらの記事で紹介した、東大英語の過去問演習についてです。東大英語全体での勉強法はこちらの記事に書いてあるので、まだご覧になっていない方は是非こちらの記事も読んでみてください。

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さて、東大英語の過去問演習についてです。皆さんは模試などで東大英語の本番形式の演習を解いたことはあるでしょうか?

解いてみて最初に思う感想としては「時間が圧倒的に足りない」というのがあると思います。

東大英語は120分の試験ですが、それでも5つの大問がありそれぞれで非常に多くの情報を処理して適切な解答を作成しなければならないため、120分でも足りないというのが多くの受験生の実感だと思います。

実際、筆者が最初に東大英語を解いてみたときも時間が足りませんでした。ですが、そこから度重なる演習を重ねた結果、本番では20分余らせて全体の解答を終え、TLP水準の高得点を取ることができました

筆者は帰国子女ではない、いわゆる「純ジャパ」ですが、それでも高得点を取れたのはひとえに大量の演習をこなせたからです

今回は、そこに至るまでの再現性のある道筋として、東大英語の演習の開始時期と具体的な演習のやり方について書いていきたいと思います。

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過去問演習の開始時期

過去問演習の開始時期ですが、基礎が固まったらすぐに過去問演習を開始していいと思います。というのも、上の記事にも書いたように東大英語は非常に特殊な形式なため、なるべく早く開始して慣れておく必要があるからです。

具体的な基準としては、「共通テストで180点以上が安定的に取れる」「上の記事で挙げた参考書を消化しているを満たせば過去問演習を開始していいと思います。

また、英語が苦手で最低限の対策で留めたいという方も、遅くとも受験期の夏休みまでには過去問演習を開始した方がいいと思います。それほどまでに慣れるのが大変な試験なため、早い時期からしっかり対策していきましょう。

英語が苦手という方でも東大英語に特化して対策すれば他の科目と合わせて合格水準の得点をすることができます。というのも、東大英語は難関私大ほど単語力は求められず、むしろ「いかに東大の形式に対応しているか」が問われるからです。

それに、東大の形式では英語力というよりかは、むしろ読解力と情報処理能力という基本的な能力が求められます。そのため、他の科目が十分にでき、さらに最低限の英語の基礎さえあれば東大英語では十分高得点を取ることができるのです。

また、そんなに早くから演習を始めると本番直前にやることが無くなってしまうのではないかと不安に思う方もいると思います。ですが、工夫をすれば東大英語の演習は受験期を乗り切れる分の量は確保できると思います。

現に筆者は、本番までに100回以上本番形式で東大英語の演習をやりました。他の科目に不安があるため英語でぶっちぎってそのまま合格するという戦略の筆者ですら演習は十分な量を確保することができました。

英語にそこまでの時間を費やさずに総合点で合格するという戦略なら、早く過去問に取り組み始めたとしても、演習量が足りなくなるということはまず無いと思います。

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過去問演習の具体的なやり方

基礎をしっかり固めて過去問演習をさあ開始しよう!となっても、東大英語の過去問演習をどうやればいいか分からないという方も多いと思います。

東大英語は特殊な傾向であり、また本番も独特な雰囲気の中行われるなど、本番を可能な限り再現した形式で演習しないと効果は薄いです。ここではどのようにして本番に近い演習を重ねていけばいいかということを書いていきます。

演習全体についての話

必ず時間を測るべき

必ず120分間の時間を計って全ての大問を解くという形で演習をしましょう。

時間の足りない東大英語では120分という全体の試験時間をどのように使うかで試験のパフォーマンスが大きく左右されます。そのため、今日は大問1と2を45分で、明日は大問4と5を45分でとやっても効果が薄いです。

しっかり全ての大問を120分で解き切る形で演習をしましょう。プロのボクサーは1ラウンド3分間という時間で日々練習を行っており、それにより3分間という時間を身体が覚えているそうです。

受験生も受験という競技を戦うプロスポーツ選手と言えます、120分間という時間を身体が覚えるまでしっかり時間を計った演習を何度も何度も行いましょう。最終的に筆者は時計を見なくても今だいたい何分経ったか分かるようになりました。

本番形式の答案と筆記用具を使おう

次に、必ず記述式の答案とマークシートの答案を用意して演習をやりましょう

ご存知の通り、東大英語は大問1B・3・4A・5はマークシートを用いて解答を行います。皆さんの多くは普段シャープペンシルで受験勉強や試験の解答を行っていると思いますが、東大英語の演習をする時は本番同様に必ずシャープペンシルと鉛筆の両方を使いましょう。鉛筆はマークシート用です。

意外とシャープペンシルと鉛筆の持ち替えで手間取ったりするケースが多かったり、慣れない鉛筆での筆記に手間取ったりするケースがあったりします。それを避けるために徹底的に本番を模した演習を行いましょう。

また、共通テスト対策をしている時に散々言われているとは思いますが、シャープペンシルでマークシートの解答を行うのはあまりオススメできません。基本的に読み取ってくれるそうですが、100%正確に読み取ってくれるわけではありません。

0.1点差で泣くこともある東大入試なので、細部までしっかり入念に詰めていきましょう。

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本番を想定した回答順で解こう

そして、回答順も本番自分がやる予定のもので何度も何度も演習をしましょう。東大英語では時間が足りないため、いかに回答順を工夫して効率よく解いていくかというのが大きく本番のパフォーマンスを左右します。

回答順は皆さんそれぞれ自分の流儀があるとは思いますが、ぶっつけ本番で新しい回答順を試すというのはできるだけやめるようにし、事前に自分が考えた回答順で解くというのを徹底的に繰り返しましょう。東大英語はタイム・マネジメントが最も大切なため、予め慣れ親しんだ時間の使い方をしておかないと無駄に焦ってしまうことになってしまいます。

ちなみに筆者は毎回4B→1A→2A2B→4A→3下読み→3→1B→5→見直しという回答順で解いていました。

傾向が変わりにくい和訳と要約でリズムを掴み、なるべく記述問題は前半に解くことで解答用紙の空欄を減らして安心感を得て、英語での情報処理に慣れてきたところで長文を解き、最後に前半の記述問題を中心に十分に見直す時間を確保していました。

またこの回答順は前半を記述、後半をマークシート形式の問題で固めることでシャープペンシルと鉛筆の持ち替え回数を最小限にしていました。筆者の回答順を押し付ける気ではもちろんありませんが、それなりに合理的な順番なので、自分流をまだ決めていないという方は参考にしてみてはいかがでしょうか

各大問についての対策

大問3  本番の劣悪なリスニング環境を再現しよう

下の記事にも書きましたが、リスニングの本番の環境は期待しない方がいいです。音声はCDの音源よりかなり速く、篭もり気味のスピーカーから出された音が反響したり、色々な地域の訛りがある話者が登場するなどてんやわんやです。

練習法としては、話速を早めて音源を聴くこと、イヤホンでは無くスピーカーで、しかもスピーカーは音が出る部分を壁に向けたりすること、なるべく訛りがある英語を聴くなど、とにかく厳しい環境で練習しましょう。

東大のリスニングについては、リスニング対策に特化して解説したこの記事を参考にしてください。オススメの参考書や日々の勉強法から、本番での下読みのやり方などまで網羅的に解説しています!

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大問3+α リスニングはTOEFLの問題を活用しよう

大問3についてですが、筆者は対策としてTOEFLの問題を活用していました

東大の形式でやるのが大切と言ってたのになんでTOEFL?と思われる方も多いと思います。もちろんその指摘は正しく、実際に東大の本番の形式でやることはこの記事で何度も強調しているように非常に重要です。

ですが、2018年の東大入試から東大英語のリスニングの選択肢が5つになり、それとともにリスニングは以前と比べ非常に難しくなっています

以前はリスニングは基本的に満点、悪くても8割は取っておきたい、くらいの難易度でしたが、2018年以降の難化によりリスニングは安定性が危うくなっており、20点を超えれば御の字という問題となっています。

そのため、2017以前の問題では簡単すぎて本番形式の演習ができるとはとてもではないが言えない状況になっています。

そこで、本当は2018以降の形式で演習できればよいのですが、過去問の数がまだまだ少ないため次善の策としてTOEFLの問題を使おうというわけです。TOEFLも選択肢が4つであり、問題の数が微妙に多いなど東大の形式とは異なっていますが、学術的な内容についての会話や講義など大まかな傾向は東大と一致しています。

受験生時代に解いていたの筆者の個人的な実感では、2018年以降の東大の問題の方がTOEFLのリスニング問題よりも難しいですが、それでも2017以前の問題と比べた場合のトレーニング効果は十分あると思います。

実際に取り入れる場合は、リスニングの部分だけTOEFLに差し替えましょう。つまり、試験開始45分後までは東大の問題を解いて、そこからTOEFLの問題を開き、また45分間東大の問題を解いていきましょう。

大問2 英作文は添削を活用しよう

英作文では添削してもらおう、ということは散々言われているとは思います。ネイティブレベルに英語ができるのではない限り自分で英作文の間違いを修正するのは困難です。

そのため、学校や予備校の先生に添削を頼みましょう。そしてその際、本番で使える表現をストックしていきましょう。東大英語の英作文は毎年多種多様な問題が出題されますが、それでもある程度の「型」は存在します。

100%正しい英語を使い、少しでも減点の可能性を減らすために、添削を頼むごとに逐一ノート等に先生の使った表現を「型」としてストックしていきましょう

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東大英語の過去問演習でオススメの参考書

過去問

過去問が最良の演習書です。フルに活用しましょう。また、リスニングの項に書きましたがかなり昔の問題は今とは傾向が違うので、昔の年では120分演習をするのではなくむしろ基礎→過去問と進む接続として普通に解いていくのが良いでしょう。

模試の過去問

演習量を確保するという点で模試問題集も解くといいでしょう。筆者は駿台・河合塾・代ゼミ・Z会全て解きました。あえて1冊オススメするなら河合塾です。駿台と比べて癖のない出題になっています。筆者は模試の過去問を何冊もこなすことで演習量を確保していました。

TOEFLの問題集

リスニングの項に書いた通りです。沢山教材が出版されていますがどれも大差は無いと思うので自分が気に入ったのを選ぶといいでしょう。基本的にTOEFLのリスニングは東大入試より簡単なので、難易度別になっている場合は一番難しいものを選びましょう。

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まとめ

それでは、今回のまとめです。

  • 過去問演習をする際には本番に可能な限り寄せて演習すること
  • 昔の問題は簡単なためなるべく難しい問題で演習すること

それでは、この記事を参考に東大英語をスムーズに解けるようにしていきましょう!

※:火曜日に公開と予告していましたが、公開が1日遅れてしましました。お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。

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