【2021年度版】東大英語の傾向と勉強法を現役東大生が解説!オススメ参考書も紹介!

皆さんこんにちは!ポケット予備校です!

二日間にわたる東大入試の最後の科目ですね。今までの受験勉強の総決算という意味で全力で臨みましょう。

非常に厳しい制限時間の中で大量の問題を解くことが要求されますが、東大英語はちゃんと努力すれば努力した分点数が伸び、安定して高得点が取れるので重点的に勉強する価値があります。

今回は、東大英語について、現役東大生の編集者が、その傾向・勉強法・オススメ参考書について詳しく解説していきます!

東大英語の基本情報

まず、東大入試での英語の立ち位置を説明します。

英語は東大入試の2日目の2つ目の試験です。5つの大問から構成されていて、解答時間は120分です。

はじめに:東大英語は難しいのか? 東大英語の基本的な特徴

受験についての書籍やネットの記事を見るとしばしば「東大英語は簡単だ!」と謳っているものがみられます。日本で一番難しい大学の英語の試験なのに簡単だとはどういうこと?と思われるかも知れません。

この説に対する回答という形で東大英語の基本的な特徴を書いていきたいと思います。

まず、最初に「東大英語は簡単だ!」と謳っているものの根拠として、単語レベルはそれほど高くないというのがあります。

早慶や関関同立の最難関学部では英検一級レベルの単語が本文中にあったりします。

それと比べて東大は、よく言われるほど単語レベルは低くはないものの、難しい単語でもせいぜい英検準一級レベルです。よって単語レベルについては日本で一番の大学ではないということは事実だと思います。

次に、東大英語の中には簡単な問題も混ざっているというのもあります。これは英語以外の科目もそうだと思いますが、東大入試では全ての問題が難しいということはありません。

受験生からしたら基礎レベルだなという問題が結構な数出題されます。

ただ、そういう一部の問題だけを取り出して東大英語は簡単だと言うのは根本的に間違っているでしょう。受験英語でもかなりハイレベルな知識が求められる問題もあります。また、単なる英語の知識レベルには結び付けられない難しさが東大英語にはあります。

よってここからは、東大英語がなぜ難しいのか?という疑問に答える形で東大英語の基本的な特徴を述べていきたいと思います。

まず第一に、東大英語では英語の「感覚」が問われています。これはどういうことかと言うと、英語の参考書には載っていない内容が平気で問われるということです。

東大英語にはアカデミックではないこなれた表現が多く見られたり、選択肢も英文の自然さという非ネイティブには判別の難しいことが聴かれたりします。これらは、一朝一夕の勉強では身につかず、今までの人生でどれだけ英語に触れてきたかが勝負になるのです。

また、もちろん英語の基礎知識も求められます。市販の受験英語の参考書にある知識は完璧に近いレベルにしておかないと厳しいです。また、東大英語で求められる知識は単純な英語の知識だけでは有りません。英語特有の論理構造・作文の作法が求められます。

さらに、要約や英作文の問題に顕著ですが、与えられた文章が何を言っているのかをちゃんと理解し、問題文が何を要求しているのかを把握してそれを解答文として表現する国語力も求められます。「東大英語は現代文」という言葉があるくらいです。

また、ビジネスシーンの英文が主であるTOEICとは異なり、英文の内容はアカデミックなものからエッセイ的なものまであるなど、幅広い教養が求められる試験でもあります。

そして、これはよく東大英語の特徴として色々なところで指摘されていますが、制限時間が非常に厳しいです。試験時間は120分ですが、試験時間に対して問題の量が多いので多くの受験生は時間が足りないと嘆くことになります。

膨大な情報を短時間で仕入れて解答を作成する処理能力が求められる試験です。

また、リスニングや長文問題は文章の内容をある程度覚えておかないと問題を解けないので、単なる暗記≒長期記憶のみならず精度の高い短期記憶の能力も求められます。

以上のことをまとめると、東大英語は短時間で多様な能力を発揮することが求められる試験だということです。これが東大英語が難しい理由でしょう。

ただ、入試は優秀な学生を選抜するためのものだということを考えると非常に良い問題であると言えます。

受験生は東大英語で高得点を取るために勉強をすることで単なる英語力のみならず、受験後も役立つ色々な能力を伸ばすことができるので、勉強しがいがある科目だと思いますよ。

東大英語の配点

英語は大問5つで120点満点です。各大問の配点は公式には発表されていませんが、ここでは大手予備校の東大模試の大問ごとの配点をまとめました。

駿台

大問配点(駿台)
26点
24点
30点
20点
20点

河合塾

大問配点(河合塾)
26点
18点
30点
26点
20点

見て分かるように予備校ごとに配点は異なっているので一概にどうとは言えません。また、東大英語は毎年のように微妙に傾向が変化するので配点も毎年違っていると推測できます。

ただ、一つ言えることは配点がそれなりに均等に割り振られているということです。つまり、捨て問を作ってしまうと中々高得点を取りづらくなります。英語が苦手でなおかつ他科目でそれを補うだけの実力がある場合を除いて、試験時間をフルに使って全ての問題を解きにいきましょう。

合格者の平均点・目標点はどれくらい?

東大英語は、年度による難易度の変動はさほど大きくはありません。

合格者の平均点は、毎年75点付近であることが多いです。

合格者の点数のばらつきは入学後の英語一列という授業のクラス分けの基準点から推測ができます。クラス分けはG1(上位10%)・G2(上位10%~40%)・G3(残り)となるのですが、例年G1の基準点は80点台後半~90点台前半・G2の基準点は70点台後半~80点台前半に収まります。

目標点は人それぞれですが、英語が本当に苦手でも60点は欲しく、平均的な方は75点、得意な方は90点以上を積極的に狙っていきましょう。また、海外経験が長いなどずば抜けた実力を持つ方は110点位を狙っていけると思います(毎年何人かはいます)。

最近3年間の英語はそれ以前と比べてはるかに難しくなりましたが、90点以上取ってくる人はちらほらいます。英語は得点が安定しますし、高得点を取れると一気に合格が近づくので得意科目にしていけるように重点的に勉強していきましょう。

ただ、特に理1や理2を志望する方では英語が40点位でも数学や理科(最近は国語も高得点を取りやすいので国語も)で高得点を取って合格というケースはあります。

これはどの科目でも大切なことですが、科目の安定度と自信の得意科目で目標とすべき点は変わるので、受験計画を立てる際にはしっかり自己分析・問題分析をしましょう。

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東大英語の分析

東大英語は毎年傾向が微妙に変わるものの、大問ごとにはっきりした傾向があります。ここでは大問ごとにその傾向と対策法を解説していきます。

1A 要旨要約問題

東大英語の最初の大問である1Aは300~400語程度の長さの文章を70~120字程度の日本語でまとめる問題です。

この要旨要約問題ですが、他の参考書や記事では色々な「解法」というものが提示されていると思います。

例えば、パラグラフリーディングを謳ったものでは段落の構造は主張→根拠提示となっているから、各段落の主張点を抜き出してそれを再構成すれば要約になるとか。

ディスコースマーカーをマークして論理構造を読み取り、Howeverの後やIndeed~, but.文は強調の合図だからそこを重点的に読み取るとか。

要約は全体からまんべんなく読み取ってそれをまとめる、要旨はその文章の重要な部分のみをまとめるといった類のものです。

確かにこれらの知識は英文を速く正確に読む上で非常に役に立つと思います。「解法」をそのまま使って解答を作成すれば解ける問題もあるでしょう。(こういう問題が多いからこそ、これらの知識は「解法」になったとも言えます。間違いなく勉強しなければならない知識です。)

ですが、東大の要約はこういった単純な「解法」で臨むと大きく問題の要求から外れた解答を作成してしまうこともあります。そうではなくて、要求されているのは与えられた英文を読んでその要点を自分なりに消化して要約なり要旨を解答に書き起こすということなのです。

よって「解法」は事前に勉強して念頭に置きつつも、実際に目の前にある文章はどういうことをどのような論理構造で言っているのかを逐一把握するのが大事いうことになります。

また、先ほど「自分なりに消化して」と書きました。これは要約を本文の重要なフレーズや文を直訳して解答を構成するケースが結構多いことを反映してのものです。ですが、経験上本文の直訳よりはむしろこの部分はどういうことを言っているのかを自分の言葉で再翻訳して書いた方が解答のクオリティが上がるし字数もちょうど良くなります。

ちなみに筆者は論理構造把握や解答案を全て頭の中でやって問題文には何も書かずにいきなり解答用紙に解答を作成していましたが、慣れないうちは論理構造を問題用紙に書いたり草稿を書いて字数を調整したりすると良いと思います。

1B 段落整序・文補充

段落整序は他の大学や民間試験ではまず見られない傾向の問題だと思います。選択肢それ自体が長くて圧倒されますし、市販の参考書ではほとんど扱っていない問題なのでどう対策すればいいのすら分からず途方に暮れる受験生も多いのでは無いでしょうか。

この問題をどう対策すればよいか、その回答の一つに1Aの部分でも書いたパラグラフリーディングをする・ディスコースマーカーを把握するというものがあります。1Aと1Bは両方大問1という括りになっていることから分かるように求められていることは「英文の全体構造の理解」ということで一致しています

そのため、英文を構造的に把握しようとするこれらの解法は大きな武器になるでしょう。実際、これらの知識をそのまま適用するだけで解けてしまう問題も多いです。

ですが、要約と同じで段落整序もこれらの解法に頼り過ぎるのは危険です。基本的な解法は網羅した上で英文に対して真摯にその構造を追っていくことが求められています。そのためよくある回答となってしまいますが、過去問や模試問題集をフル活用して場数をこなすというのが一番の近道です。

過去問を実際に解いていけば分かりますが、東大の段落整序は難しいものの非常にキレイに解けるようになっています。そのため、一つ一つの問題を精査に分析していけば段落整序の呼吸のようなものが分かり、論理的な思考を感覚によって素早く処理することができるようになるでしょう。

文補充についてですが、こちらは段落整序と比べ簡単な問題が出題されるケースが多いです。選択肢を見る時間が少ないので、段落整序が出ると想定して費やす予定だった時間をしっかり使えば解けるでしょう。

また、2018年度に出題された英文で本文の一部分をまとめる問題がまた出題されることもありえます。これが出た場合は、まず第一に焦らないこと。2018本試験では新傾向の問題だということで動揺して空欄にする・英語ではなく日本語でまとめてしまう・ペースを崩されるなどの声がありました。衝撃を小さくするためにも、東大英語は定期的に新傾向の問題を出題するということを頭に入れておきましょう。

次に、問題文をよく読んでどの範囲の内容が求めらているかをざっと把握してその部分を丁寧に読み返します。そして、答案を自分の言葉でまとめます。この「自分の言葉で」という指示ですが、基本的に単語レベルなら本文中の表現をそのまま使ってもいいけど、フレーズや文単位では拝借しないようにするという理解で良いと思います。

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2A 自由英作文

この自由英作文が鬼門という方も多いのでは無いでしょうか。他大学と比べてわかる東大の自由英作文の特徴として①文字数が少ないこと②アカデミックな記述はあまり求められないことが挙げられます。

例えば、2020年の問題は「私たちは言葉を操っているのか、それとも、言葉に操られているのか」を60~80語で記述せよというものでした。これはアカデミックに書こうと思えばいくらでも書けるのですが、60~80語という字数を考えると多分それは求められていないです。多分合格答案も受験生の実体験をベースにしたものが多かったのではないでしょうか。また、過去には絵や写真について述べる問題もありました。(他大の問題も使用したい)

この形式の問題を見た時に「何を書いてもいいな」と思う受験生もいるでしょうし、「何を書いていいか分からない」と思う受験生もいるでしょう。この両方の受験生に対して言えるアドバイスは最も無難な内容で書こうです。

その理由を解説していきます。まず第一に、東大英語は時間制限が非常に厳しいというのが挙げられます。内容を考えている間に時間が刻々と過ぎていくというのが一番怖いです。

次に、東大英語は自由英作文の比重が相対的に軽いというのもあります。他大学では大問の数が少なくさらに英作文の文字数も多いなど全体に対する自由英作文の比重が重いです。

それに比べて東大の英作文は5つある大問のうちの一つが英作文の問題で、しかも自由英作文はその小問2つのうちの一つでしかありません。入学後の授業では非常にレベルの高い作文能力が求められますが少なくとも受験生にはそれほど本格的な英作文能力は求められていないようです。

自由英作文の難しさは大まかに「内容を思いつく難しさ」と「自然な英語で文章を書く難しさ」の二つに分けられます。このうち前者を「最も無難な内容で書く」と思考の方向を予め決めておくことで負担を減らすことができ、後者の「自然な英語を書く」という部分に集中することができます。

この「無難な内容」というのを思いつくのが難しいという方もいるかもしれません。その解決策としては、とにかく多くの問題をこなしてその解答例を見ることでどんな内容が自由英作文の解答となっているかをざっくり掴むといいでしょう。

次に、自然な英語を書くという部分について。これに対しても二つ対策が考えられます。一つは、絶対正しいという英作文の型をあらかじめ何個か用意しておくことです。例えばIt is true~. However~と譲歩した上で主張する型は自然ですしこれだけで文字数をかなり稼げるので有用だと思います。

ただ、要約の段で書いたようにこの型に頼り過ぎるのは危険です。ですが、型が当てはまった時には絶大な威力を発揮するので、色々なパターンに対応できるよう複数の型をノートにまとめておくといいでしょう。これは即効性があるので直前期にノートを作ってそれを試験直前に見返すというのが効果的だと思います。

二つ目は、英文集を何周もして丸暗記するというものです。一昔前の受験生には駿台出版の「基本英文700選」というのが定番の参考書だったようです。この「基本英文700選」は数が膨大な上に英語として不自然な部分が散見されるので今の受験生にはすすめませんが、このアプローチ自体は英作文対策において間違ってはいないでしょう。

また、こうして英文のストックをしておくことで普段の英文読解や4Aや5の文法・語法問題を解く上でも良い効果があります。

以上の対策をしてなるべくスピーディーに英作文ができるようにしましょう。また、自由英作文は書いている最中はスペルミスや三単現のsのつけ忘れに気づかない場合も多いので、必ず見直しはした方がいいでしょう。

2B 和文英訳

和文英訳は自由英作文の「内容を思いつく難しさ」がない代わりに日本語の文章に合った「自然な英語で文章を書く難しさ」が高まります。和文英訳に関しては意訳重視で良いでしょう。

4Bの英文和訳では直訳と意訳の両方が求められますが、和文英訳に関してはそもそも英語の語彙の方が日本語の語彙より少ないので、重厚な日本語を直訳するのは難しいです。

そのため、よっぽど露骨に日本語→英語の対応をさせなければならない決まり文句である場合を除いて、基本的に日本語の「意味を」簡単な英語で表現するととどうなるかを考えていけばいいでしょう。

3 リスニング

リスニングは東大英語の鬼門です。試験開始後ちょうど45分が経過した14:45に始まり、30分間問題が放送されます。大手の予備校は一律にリスニングに30点の配点を与えているように配点が一番重く、リスニングの出来がリスニング以降の45分のパフォーマンスに影響を与えるなど東大英語で一番重要な大問であることは間違いないです。

また、2018年以降解答の選択肢が4つから5つになったことで飛躍的に難しくなりました。あまり予備校や他のサイトでは強調していませんがこの選択肢の数の変化は非常に影響力が大きいと筆者は考えています。

リスニングに関しては徹底的に解説した記事を別に作成したので良かったらそちらの記事もチェックしてみて下さい。

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4A 誤文訂正・並び替え

誤文訂正は個人的に東大英語で一番得点が安定しない&対策が難しい問題だと思っています。東大の4Aは他大学の英文法の問題とは異なり感覚やフィーリングがかなり重要であるからです。一般的な文法問題集に載っているような知識ももちろん出題されるのですが、そうではなく「自然な」表現を選べといった非帰国子女には非常に対策しづらい問題もしばしば見られます。

この問題の対策ですが、まず時制や主語の違い、一般的な文法問題集に載っている知識といった簡単な問題は落とさないようにしましょう。正直これができればこの大問に関しては及第点で、後は読み取った内容と自分の知識・感覚を頼り何とか選んで下さい。正直この大問を満点にする努力はコスパが悪いと思うので、適当にお茶を濁して次の大問に移るといいと思います。

並び替えについても基本的には同じで、誤文訂正と比べてまだ基本的な知識が有効ではあるもののこれも非常に難しいと思います。

また、ポケット予備校は問題を捨てるということは基本的には推奨していませんが、どうしても時間が足りない等で捨てなければならないのであればこの大問を捨てるべきでしょう。記号問題なので10秒あればマークシートを埋められるしそれが当たる確率もそれなりに高いので。

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4B 英文和訳

最も基本的な問題です。基本的には訳すだけなのですが、いくつか注意点があります。

まず第一に、傍線部以外も読みましょう。単純に傍線部でitとかthisとかの指示代名詞があるケースが多い上に、そうでなくても前後の文脈も踏まえないと解けない問題が非常に多いです。ただ、(3)以降の問題に関係のない部分に限ってが、時間に余裕の無い東大入試ですし飛ばしていいと思います。

次に、直訳だけも意訳だけもダメです。ここまで読んで頂ければ分かると思いますが、東大英語においてある方針だけに従って全ての問題が解けるなどと思うことがナンセンスだと思います。

基本的には直訳ベースで、日本語として不自然になる時は意訳すると良いでしょう。意識していたことは「原文の全ての単語を反映していると露骨にアピールすると同時に、日本語として自然な訳文を作成する」ということです。

5 総合問題

一昔前の東大英語対策では大問5は難しいというのが常識でしたが、最近は意外と簡単でここが得点源になったりします。筆者が本番で解いた時は客観問題は全問正解でした。

この大問の対策ですが、問題構成が

  • 和訳や日本語で説明する問題が2問
  • 並び替え問題が1問
  • 単語・熟語・前置詞・人名や地名を選択肢から選ぶ問題
  • 本文の内容に合致している選択肢を選ぶ問題が2問

という形になっていることが多いと思います。まず、英文を読み始める前に④の問題に軽く目を通してこの文章はどのような内容なのか、文章がどの部分が問題になっているのかというのをざっくりと把握して下さい。

そして問題文を読んでいきます。ここで時間が無いからと飛ばし読みをしてしまうと高得点は取りづらいです。そして内容を把握していきます。ここで小説とかならわかりやすいよう登場人物のパーソナリティや人間関係を紙に書いて整理してもいいでしょう。そして空欄や部選部に当たるたびに問題を見て解いていくといいでしょう。

先に全文を読んで内容を把握してから空欄や傍線部に戻るという方も結構いますが、確かに文章の全体を何となく知っておいた上で問題を見るとスラスラ解けるものの、結局ただの二度手間になっていることが多いです。時間が無い東大英語なのでなるべく時間を短縮できるやり方がいいと思います。

東大英語の勉強法とオススメ参考書

ここまで解説してきましたが、東大英語は非常に特殊な出題となっています。ですが、基本的な英語の勉強は必要です。英文を速読することや英語という言語についての感覚といったものが求められますが、だからといって基礎知識を軽視していいかというと別です。

よく勘違いしている方がいますが、重要なので繰り返します。速読・フィーリングは盤石な基礎知識を身に着けてから初めてできるようになるものです。

また、共通テストや併願校の入試を突破する上でも基礎力は非常に大切です(稀にですが、基礎的な英語力が無くとも多読多聴で身につけた感覚と元来の地頭力でセンター試験で9割に乗らずとも東大英語で90点以上を取る方はいますが、非常に特殊なケースなので目指さない方がいいです)。

英語の基礎的な勉強法は以下の記事にまとめました。この記事と一緒に参考にしてください。

ここでは、東大英語にある程度基礎力のある人向けに東大英語の勉強法と参考書を解説します。基礎力があるの目安は「共通テストの英語で9割が安定的に取れるレベル」です。それまでは基礎的な英語の勉強をしていきましょう。

英単語

英語学習の基礎は英単語の暗記です。単語帳ですが、多くの受験生が使う無難なものを使いましょう。基礎力が身についていると仮定すると、鉄壁・DUO辺りを使っていれば間違い無いと思います。

単語をその語源から体系的に覚えたい方は鉄壁を、英作文などで使える形で覚えたい方はDUOを使うといいと思います。

改訂版 鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

 

DUO 3.0 (鈴木陽一 著)

 

具体的な使い方は以下の記事で解説しています。

【英語】東大生が本当におすすめする英単語帳とその使い方、単語帳は二刀流!?

英文解釈

英文解釈は英文を読む上で前提となるスキルです。SVOCや文法知識の文章での使われ方を何度も練習して、

オススメの参考書は英文解釈の技術100です。他の参考書と比べてこの参考書が優れているところは、問題の数が多いこと・リスニングCDがついていることです。何問も解き、音源を聴きながら何周も読むことで無意識レベルで文構造を取れるようになります。これは時間制限の厳しい東大入試を攻略する上で必須のスキルなのでしっかり基礎を固めましょう。

基礎英文解釈の技術100

 

英作文

これは英作文用の知識と短文集と問題集に分けられます。

英作文用の知識の暗記ですが、和文英訳教本文法矯正編がぶっちぎりでオススメです。過去形と現在完了形の正しい使い分けや前置詞についての感覚など英語の本質的な部分を学べます。

短文集はドラゴンイングリッシュや単語帳の所に書いたDUOがオススメです。両方とも何周もして自然とフレーズが出てくるようにしましょう。

問題演習は東大英作文の徹底研究がオススメです。実際の受験生が書いた答案が何個も載っており英作文ではどういった解答が求められているのかがよく分かります。

例解 和文英訳教本(文法矯正編)

 

ドラゴン・イングリッシュ 基本英文100

 

東大英作文の徹底研究

 

リスニング

これは別記事にまとめたのでこちらをチェックして下さい。

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多読多聴用の教材

東大英語には洋書が有効です。多読・多聴の教材として使えるのみならず英語の感覚を養うことができます。休憩がてらに読んでいくといいでしょう。

また、オススメは日本語で内容を知っている本です。筆者Seven Habits of Highly Effective PeopleやCatcher in the ryeなどを読みました。

ネットで英語の記事や動画を見るのも勉強になるでしょう。有名ですが、TEDはリスニング対策として有効です。

TED公式サイト(英語)

TED日本語|デジタルキャスト

過去問

どの科目もそうですが、過去問が一番重要な教材です。東大英語は本番形式の演習の量をこなすことが非常に大切なので、過去15年分位は大問ごとではなく時間を測って通しで解きましょう。

筆者は本番形式の演習を受験期通じて100回はこなしたので、最終的に本番では20分余らせて全ての問題を解き終えました。解答順や時間配分といった本番戦略については別の記事でまとめたのでそちらも見て下さい。

東大の英語27カ年(第9版)

 

「東大英語の過去問演習の開始時期と演習のやり方について」(近日公開)

模試問題集

過去問の段にも書きましたが、演習量を確保するという点で模試問題集も解くといいでしょう。筆者は駿台・河合塾・代ゼミ・Z会全て解きました。あえて1冊オススメするなら河合塾です。駿台と比べて癖のない出題になっています。

入試攻略問題集東京大学英語 2020

 

 

まとめ

さて、今回は東大英語について解説していきました。

基本情報や大問ごとの対策、そして勉強法とオススメの参考書・問題集も紹介しました。

まとめるとこのような感じです。

 

  • 東大英語は色々な能力が試される試験
  • 制限時間が厳しいためいかに速く・正確に解くかが鍵
  • 大問ごとに傾向がはっきりしているため特化した対策ができる
  • 単語・文法・英文解釈・長文と王道の勉強をしていこう

 

ぜひこの記事を参考にして英語を得点源にして下さいね。

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