早ければいいの?受験勉強の始め方を東大生が解説する!

みなさんこんにちは、ポケット予備校です!

高1高2の皆さん、学校や塾で進路について案内を受けたり自分で悩んだりする中で、「そもそも受験勉強っていつどうやって始めるの?」なんて思ったことはありませんか。

自分のやり方は正しいのか、出遅れてはいないか、今回は現役東大生の編集者が、みなさんのそんな不安や疑問を解決していきます!

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大学受験の「始動日」はいつなのか?

いつから受験勉強を始めるべきかは学校の進度や生活スタイルにもよるので、特定のタイミングを一律に推奨するのは難しいですが、確実なことは「何かきっかけがあると望ましい」ということです。

なんでもない日常のとある1日を本格スタートの日として設定することができれば素晴らしいのはもちろんです。

しかしそうは言っても、「やっぱり明日からでいいや・・・」と先延ばししてしまったり、勉強がうまく手につかず意識だけが空回りしてしまったりということになりかねません。

ここでいうきっかけとは具体的に

  • 部活を引退した日
  • 高校の範囲をひととおり扱い終えた日
  • 長期休暇の始まりや休み明け
  • 参考書や問題集、過去問などを買った日

などがあるでしょう。筆者のおすすめは最後です。理由は、受験を控える高校生であれば誰もが通る道であり、一定の額を投資した分やる気を生み出すことにもつながるからです。

もちろん本格的に受験を意識する前からこのような本に触れてきた人も多いでしょうが、いわゆる受験レベルのものを、となった際に改めて意識してみてはいかがでしょうか。

受験勉強は本当に先手必勝なのか?東大生編集者からひとこと

受験勉強は始めるのが早ければ早いほど良い、そんなことを予備校の広告はじめ様々な場面で見聞きするかもしれません。

確かに、これは最終的な入試日をという期限付きの戦いを全国のライバルたちと繰り広げていくことにほかなりませんから、言われて納得してしまう気持ちもあるでしょう。

でも、本当にそうでしょうか?受験は必ずしも先手必勝ではないと筆者が考える一番の理由は「エネルギー枯渇のリスク」にあります。

ここでいうエネルギーのひとつは、問題演習の量です。これは目指す大学によらず、必要な勉強の量や手順がある程度決まっていることによります。

もちろん自分の得意・不得意に合わせた学習は不可欠ですが、「全員が解ける問題を確実に解く」者が受験を制するため、過去問演習のみならず王道の問題集や大手予備校の模試などの対策という全員が通るルートが存在するのもまた事実です。

加えて、どんなに奇抜な出題をしてくる大学を目指していてもやはり受験勉強においてパターン学習の側面は残り続けます

こうなると、一定のパターンを身につけた後で出会う問題はそれまでの勉強でさんざん触れてきた型の問題か、誰も解けないような奇問ということになります。

受験勉強を始めるのが早すぎたためにそんな演習をダラダラと続けることになってしまうのは非効率でしょう。

そして、もうひとつのエネルギーは何といっても気力です

受験生の気力低下を引き起こす原因はいろいろとありますが、例えば早い段階に自分の実力を知ってしまい、これ以上は頭打ちだと悩まされたりしてはどうでしょうか。

せっかく十分なレベルに達しているのに後から追い上げを見せるライバルに不安がこみ上げたり、自分も今後成長が期待できるかもしれないのにその変化・可能性に気づけなかったりしていてはもったいないですよね。

あるいは、志望校選びで妥協したりそもそも勉強する気がうせてしまったりしては本末転倒です。

したがって、受験勉強で重要なのは「必要な勉強を適切な時期から始め、一気に仕上げる」ということになります。けじめをつけるためにも、それを始めるまでは部活や趣味など自分のやりたいことに精いっぱい打ち込むことをオススメします

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じゃあ、受験勉強は何からやればいい?

では結局、何から手をつけるべきなのでしょうか?

筆者なりの答えはズバリ、苦手科目の克服です

特に国立大学をはじめ科目数の多い入試を受けるにあたり、得意科目を武器に苦手科目の点数分もカバーするという戦略は、否定はしませんが効果に限度がありますし、いくら得意科目とはいえどのような問題が出されるかは当日までわからない分、リスクもあります。

また、入試が近づけば近づくほど志望校ごとに特化した高度な内容を扱ったり、受験で高得点を取る戦略を身につけたりしていくため、前々から放置していた苦手科目のバックアップをする時間は無くなります

実際に筆者も高2まで物理が大の苦手でテストの点数も散々でしたが、理系を選択した以上さすがに危機感を覚えて高3の春までに徹底的な復習をした結果スムーズに受験レベルまで向上させることができ、今でもその時期に手を打っておいてよかったと感じています。

特にひどく苦手な科目・分野がないという人、素晴らしいです。今まで積み上げてきた成果を維持できるように英単語や古文単語をはじめとする暗記内容の復習を徹底して続け、数学や理科についても新しい問題集に手を付ける際には今までに扱った基本的な問題がしっかり解けることを事前に確認しましょう

まとめ

何かと知る機会の少ない、受験勉強の始め方について今回は解説しました。ポイントを要約すると

  • 始めるきっかけを自分で設定しよう
  • 必ずしも早く始めた者勝ちではない
  • 苦手の克服や基礎固めから取り掛かろう

以上の3点になります。理想的な学習によって合格をつかみ取ってください!

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