みなさんこんにちは ポケット予備校です。
今回は世界史の初回の授業ですね。今回は世界史で年代をどのように書くか、のルールについて解説します。
基本は西暦
世界史では、基本的に西暦を使って年代を書きます。西暦というのは、キリストが生まれた年を1年(元年)として数える数え方です。今年は、西暦でいうと2020年です。みなさんが日常で使う使い方ですので、特に問題ないでしょう。
キリストが生まれた後の年を数えるときは、紀元後〇〇年、というふうに書き、キリストが生まれる前の年を数えるときは、紀元前△△年、というように書きます。紀元後については、「紀元後」という言葉を省略して単に、〇〇年、と書くことも多いです。
世紀の数え方
次に、世紀という言葉です。世紀という言葉は、100年をまとめて1世紀と呼びます。
西暦は紀元後1年から始まりますから、紀元後1年から紀元後100年までが1世紀、紀元後101年から紀元後200年までが2世紀・・・と続きます。
紀元前についても同じで、紀元前1年から紀元前100年までが紀元前1世紀、紀元前101年から紀元前200年までが紀元前2世紀です。
世紀を数えるときは、間違えることがよくあります。例えば、
問:5世紀は何年から何年?
と聞かれると、
A . 間違った答え:500年から599年
と答えたくなりますが、これは間違いです。正しくは、
正解:401年から500年
です。このように、世紀を数えるときは間違えやすいので、しっかり注意しましょう。
それでは、ここで問題です。1度スクロールを止めて考えてみましょう。
問:紀元後1000年は、何世紀に含まれるでしょう?
さあ、考えましたか?
答えは
正解:10世紀
です。さっき確認したように、6世紀だと501年から600年です。同じように、10世紀だと、901年から1000年です。
特に100の倍数の年について間違いが起こりやすいのでしっかり注意しましょう。
おまけ
ちなみに、英語では紀元前のことを、キリストが生まれる前、ということで、Before Christ の頭文字をとって B.C.何年、とします。紀元後のことは、ラテン語で神の年を意味する Anno Domini の頭文字をとって、A.D.何年、とします。予備知識として覚えておきましょう。
まとめ
さて、これで世界史を勉強する準備は整いました!それでは次の授業から、世界の歴史を勉強していきましょう!
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