【東大地理】対策方法とおすすめ参考書を現役東大生が徹底紹介!

皆さんこんにちは!

皆さんは東⼤の地理についてどのような印象をお持ちですか?

「うまく⽂章を解答にまとめられない…」
「どんなふうに答えをまとめればいいのかわからない…」

このような印象を持つ⽅も多いかもしれません。

そのような皆さんのために、現役東⼤⽣である私が、東⼤地理の対策法やおすすめ勉強法を伝授します!

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東大地理の特徴

参考:東大の社会について

東大地理の話をする前に、まずは東大入試での「地理歴史」の仕組みについて説明しておきましょう。

東⼤の社会は世界史、⽇本史、地理の三科⽬のうち⼆つを選択します。各科⽬は60点満点、「社会」の試験全体で⾒ると120点満点です。

また、制限時間に関してですが、「社会」の試験全体で150分で解答しなければなりません。⾒直し時間や時間的な余裕を考えると、⼀科⽬あたり70分程度で解くのを⽬安にしましょう

また、東⼤の社会で注意しなければならないのが「独特な解答⽤紙」です

東⼤社会では計⼆枚の解答⽤紙が配布され、⼀科⽬あたり⼀枚の解答⽤紙を⽤います。解答⽤紙は表裏があり、⼀⾏30⽂字×22⾏のマス⽬の解答欄が表裏に2つずつ、計4つ⽤意されています。この解答欄には「イ」「ロ」「ハ」「ニ」という名前が付けられています。

問題⽂中では、「⼤問1は解答欄(イ)に解答すること。」や「⼩問ごとに解答欄で改⾏を⾏うこと。」といった解答⽤紙の使い⽅に関する細かい指⽰が書かれています。

解答⽤紙の使い⽅についてよくわかっていないと、試験本番になって焦ってしまう可能性があるので、⾃分で過去問を解くときや模試を受ける時などに解答⽤紙の使い⽅を練習しておきましょう

東大の出題形式

東大の地理は全3問で構成されています。一つの大問は、さらに(A)(B)(C)などの区分で区切られています。

配点

東大は科目の中の細かい配点を公表していませんが、大問が三つで60点満点なので、おそらく各大問20点ずつだと思われます

東大地理で必要とされるもの

東大地理で高得点をとるために必要なものとは何でしょうか。それはズバリ、

  • 基本的な知識の理解および暗記
  • 与えられた情報を論理的に分析する能力

の2つだと僕は考えます。

東大の地理では、地理の必要最低限な暗記知識を応用しつつ、グラフや表を分析して出題者の意図を読み取り、適切な答えを導くことが求められています。

この点で東大地理は、他の私大のような単純な暗記問題とは異なると僕は思います。ですから、東大地理の対策をする際には、東大地理の特殊性を押さえることが必要です

逆に、東大地理の特性を理解し、それに見合った対策を行えば、地理で高得点を叩き出すことも十分に可能です

では、次の章から、東大地理の対策法について具体的にみていきます。

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東大地理の勉強法

まずは基本知識を暗記する

どの科目でも当たり前のことですが、まずはその科目の基本事項がわかっていなければ応用問題が解けるはずがありません。まずは地理の基本の基本の知識をインプットしてしまいましょう

ただし、一つ注意すべきことがあります。それは、
単語の暗記は、重要度が高い基本的なものだけにとどめる
ことです。

私大入試の地理などでは、細かい地名を答えさせるような問題が多いため、その分受験生はマイナーな知識を覚える必要があります。

しかし、東大の地理では細かい単語を問われることはほとんどありません。ですから、皆さんは地理の学習で必要最低限とされる用語を暗記するにとどめ、単語が頭に入ってきたと実感してきたら、次のステップに進むようにしましょう。

なお、この基本単語を暗記・理解するステップではセンター試験向けの参考書をおすすめします

市販のセンター試験向け参考書では、豊富なイラストで基本事項がわかりやすく解説されています。また、センター試験の語句レベルは東大でのレベルとそれほど変わりません。

ですから、センター試験向け参考書は東大受験を見据えての基礎事項のインプットにうってつけだと言えます。

後の「おすすめ参考書」のコーナーでもセンター試験向け参考書を紹介しているので、ご覧ください。

東大地理対策には、センター過去問が有効!

東⼤地理の受験者は、まずはセンター試験の過去問をしっかりと解くことをおすすめします。

そもそも、東⼤地理ではいわゆる客観問題(選択肢)が数問出題されています。難易度はセンター地理とほとんど変わらないので、センター試験対策がそのまま東⼤地理の客観問題対策につながります。

また、地理の問題集は世界史や⽇本史の問題集と⽐べ圧倒的に数が少ないので、東⼤⼆次試験で必要な知識と必要な地理的知識が⼤きくかぶっているセンターの過去問を解くことは地理的知識の貴重な情報源となります。

何より、センター試験で必要とされる、図表やグラフ、地形図などから様々な情報を読み取る能⼒は東⼤⼆次試験でも要求される⼒なので、まずはセンター対策をしっかり⾏いましょう

センター試験対策が終わったら?

センター対策が⼀通り終わった⽅は、いよいよ東⼤⼆次験の論述対策に移ります。地理の論述対策の問題集というものは現状かなり数が限られていますが、その中でも優れたものを次章の「おすすめ参考書」で紹介しています。

さて、ここでは東⼤二次地理の対策を⾏う上でのヒントをいくつか紹介しましょう。

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対策法①得た知識を集約する

僕は、知識の集約⽤の資料集として「地理の研究」という本を使っており(後の章で詳しく紹介します)、模試や問題集、過去問などで⾃分の知らなかった知識に出会ったときは、それを「地理の研究」の余⽩に書き写していました。

例えば、僕は「デンマークで⾵⼒発電が盛んな理由は、デンマークが偏⻄⾵の影響を受けやすく、国⼟が低地であるからだ」という事実をある問題を解いて知ったことがあります。僕はこの事実が論述のネタになると思ったので、「地理の研究」の「⾵⼒エネルギー」のページの余⽩にすぐに書き写しました。

ただ漫然と問題を解いて解答を読むだけよりも、得た知識を⼿を動かしながら書き写し⼀つに集約させた⽅が、記憶が定着しやすく、漏れなく情報を体系化できるのでおすすめです

集約のさせ方は、僕のように資料集の余⽩に情報を書き加えていくという形でも構いませんし、⾃分でまとめノートを作るという形でも⼤丈夫です。実際東京⼤学の過去問を⾒ると、問われ⽅は異なるものの答えの本質が同じ問題が何度も出題されていることがわかると思います。

過去問で得た知識を集約し、何度も⾒返すといった対策を⾏えば、本番で同じような問題が出題されても簡単に答えられるでしょう。

対策法②時事問題の対策を行う

地理の⼊試問題では、その時々に話題となったトピックに関する問題、いわゆる時事問題」が出題されることがあります

例えば東京⼤学の⼊試問題では2011 年に「レアメタル」、2017 年に「PM2.5」に関する問題が出題されています。

時事問題は、⽇頃ニュースを⾒たり新聞を読んでいれば簡単に答えが導ける問題が多いです。皆さんも、⾝の回りの⽇々のニュースにアンテナをはるようにしましょう

対策法③地理で頻出の「年代」を把握しておく

東⼤地理の論述問題では、統計などを伴いながら「19X X 年代に〇〇〇〇であるのはなぜか」などというように、年代を絡めた問い⽅をする問題があります。このような問題を解く際は、歴史的な背景を予め知っている⽅が有利になります

それでは、地理の問題で問われやすい年代をいくつか紹介しましょう。

凡例 ︓ 19XX 年 その頃起こった出来事(→その結果起こったこと)
1950-60年代 ⾼度経済成⻑(→地⽅から都市へ若者の流⼊)
1970 年代 減反政策本格化(→コメの⽣産量および消費量減少)
1970 年代 200 海⾥体制本格化(→⽇本の漁獲量減少へ)
1973 年 ⽯油危機(→産業界で省エネ進む)
1985 年 プラザ合意で円⾼が急激にすすむ(→⽇本企業の海外進出、産業の空洞化)
1990 年代前半 ソ連崩壊・冷戦終結、ヨーロッパ市場統合、EU成⽴(→ヨーロッパ域内での貿易増加)
1997 年 アジア通貨危機(→アジア諸国の景気⼀時的に低迷)
1990 年前後 バブル景気(→都⼼部地価⾼騰でドーナツ化現象)
2001 年 同時多発テロ / 2003 年 イラク戦争、SARS流⾏(→⽇本⼈の海外旅⾏者、⼀時的に低迷)
2011 年 東⽇本⼤震災(→⽇本、天然資源輸⼊増加により貿易⾚字へ)

例えば、2017年の東大地理第3問では、ブルガリアで1990年以降人口減少を引き起こしていると考えられる主要な理由を二つ答えさせる問題が問われました。

受験生で現代のブルガリアの政治情勢について完璧に把握している受験生はいないでしょう。

しかし、「ブルガリアは東欧の国で昔は社会主義国家であった」という最低限の知識、そして「東欧の社会主義体制は1990年代に次々と倒れ、民主化が進んだ」「1990年代にEUが成立した」という最低限の時代背景を理解していれば、正解を推測することは十分可能でしょう。

つまり、「社会主義体制の崩壊で社会混乱が生じ、出生率の低下と死亡率の上昇が起こった」「EU加盟で域内経済が活性化した西欧へ人が流出した」という二点を解答に盛り込めば良いのです。

このように、年代ごとの歴史的背景を知っていることで難しい問題を解けることがあるので、この勉強もオススメです。

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おすすめ参考書

ここでは、東大地理の対策の際に私がおすすめする参考書をいくつか紹介します。

センター参考書

1 村瀬の地理Bをはじめからていねいに (東進ブックス)

前述した通り、センター試験向け参考書は、東大受験を見据えた基本事項のインプット・理解におすすめの教材です。
ここでは、僕が実際に使っていた参考書をおすすめしておきます。

センター過去問

2 大学センター試験過去問レビュー地理B (河合出版)

 

前述したように、地理学習の際はセンター対策を重視しましょう

センター地理の過去問に関しては、教学社が出しているいわゆる『⾚本』と河合が出しているこの『⿊本』がありますが、僕は『⿊本』をおすすめします。なぜなら基本的に地理では、年度が古い問題は統計が今と異なる場合があるので避ける、という原則があるからです。

『⾚本』は年度が古い過去問も少なからず含まれています。⼀⽅『⿊本』はそのようなものを削る代わりに、⽐較的年度の新しいセンター追試の過去問を掲載しているので、より多くの問題を解くことが可能になります。センター本試とセンター追試は基本的に問題の質はそれほど変わらないので、安⼼して問いてくださって結構です。

資料集

3 地理の研究 (帝国書院)

 

私がおすすめする地理の資料集です。

使っている印象としては、受験地理で問われるトピックの⼤体を網羅している気がします。

僕は余⽩部分に、他の問題集や模試で得た知識を書き込むようにしていました。あとで⾒直していると、役に⽴つ知識ばかりでとても⼼強い存在になると思います。

論述問題集

4 東⼤地理問題演習 (東進ブックス)

 

5 地理記述論述問題集 (駿台⽂庫)

 

6 納得できる地理論述 (河合出版)

 

7 東⼤の地理27カ年 (教学社)

 

いずれも数少ない地理の論述問題集の⼀つですが、質は⾼いです。
3は、東⼤だけでなく他の国公⽴⼤学の過去問も多く収録しています。ただし、解説は若⼲簡素でわかりにくい部分もあります。

4、5は純粋な地理の問題集です。

6は東⼤の過去問集です。

まとめ

いかがでしょうか。
この記事で紹介した東⼤地理の対策法を実践すれば、⾼得点をとることも十分可能です。ぜひ頑張ってください︕

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取材記事

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