送り仮名・返り点のルール (漢文・第2回)

みなさんこんにちは  ポケット予備校です。

今回は送り仮名と返り点のルールについて授業していきます。

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送り仮名

送り仮名は、漢字の右下についている小さなカタカナのことです

日本語では、漢字+送り仮名+句読点で、話したり書いたりしますよね。しかし漢文は、漢字だけで書かれています。送り仮名はもちろんありません。

このままでは読めないので、日本人でも読めるように、送り仮名を補うんです。

送り仮名にはいくつか細かいルールがありますが、なかでも大事なものを解説します。それがこの2つです。

  1. 漢字の送り仮名だけではない
  2. 歴史的仮名づかいで書く

1 漢字の送り仮名だけではない

漢文の送り仮名は、漢字の送り仮名だけでなく、助詞なども送り仮名として書きます。例えば、「〜は」「〜を」「〜の」などです。

2 歴史的仮名づかいで書く

歴史的仮名づかいとは、簡単に言えば、古文のような仮名づかいのことです。例えば、現代語の「言う」は、古文では「言ふ」と書くいったような感じです。

このような仮名づかいで送り仮名は書きます。

漢文の送り仮名はこの歴史的仮名づかいを使うので、注意しましょう。

このようなルールはありますが、読んでいけばだんだん慣れてくるので、心配しなくても大丈夫です。

返り点

返り点とはなんでしょうか。

基本的に漢文を読むときは、上から順番に読んで書き下していきます。

しかし、漢文の語順と日本語の語順とでは、順番が違います。なので、漢文のままでは読めないので、日本語で読めみやすい語順に、読む順番を並べ替えるのが返り点です

返り点は、漢字の左下に小さく書きます。右下には送り仮名である小さなカタカナが書いているので、間違わないように注意しましょう。

レ点

レ点が出てきたら、その部分は下から上に読みます。

レ点が連続した場合は、一番下から順番に上に読んでいきます。

レ点は隣り合う漢字の読む順番が逆のときに使われる返り点です。

一二点

一二点は、隣り合わない漢字の読む順番がイレギュラーなときに使います。一点から二点に返って読みます。

順番を並べ替えるのに一二点で足りないときは、三点四点・・・と続きます。その場合も、一点から順番に二点、三点、四点・・・という順番で読みます。

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上下点

文章の順番が複雑で、一二点だけでは対応できないとき、追加で上下点を使います。

これは使い方としては一二点と同じで、上点から下点へと返って読みます。2つの返り点で足りない場合は、上点と下点のあいだに中点を入れます。

読み方は、まず一二点を読んでから、上下点を読みます。

一二点だけで対応できない時ってどういうとき?と思う人は、これを見てください。これだと一二点が重なって、どの順番で読めばいいか分かりません。こういうときに、上下点を使うと、読む順番がはっきりと分かるんです。

注意としては、一二点でも対応できなかったら上下点を使うので、一二点を使ってないのに上下点を使うことはありません。まず一二点を使います。

甲乙点

文章の順番が複雑で、上下点を使ってもまだ対応できないとき、甲乙点というものを使います。

ちなみに、上下点には上・中・下の3つしかありませんが、甲乙点には続きがあって、丙・丁(へい・てい)点というのがあります。つまり4つあるのですね。ほとんど使うことはありませんがね。

一レ点、上レ点、甲レ点

一点や上点、甲点とレ点が合わさった返り点です。読み方としては、レ点をまず読んで、その後一点や上点、甲点を読みます。

ちなみに、二レ点、下レ点、乙レ点などはありません。くっつけなくても分けて書けばちゃんと順番通り読めるからです。

そのほかの記号・知識

読み仮名

送り仮名もあるのでややこしいですが、読み仮名というものあります。

読み仮名とは、漢字そのものの読み方を書いたものです。漢字のに、平がなで書かれます。これは、その漢字を読むときにそのままその平がなを読めばいいので、特に問題はないでしょう。

これで送り仮名については問題ないでしょう。次は、返り点についてです。

ー(ハイフン)

ハイフンは、漢字と漢字のあいだに縦線で書かれて、ハイフンでつながった2つ以上の漢字は、1つの熟語としてひとかたまりとして扱います。ハイフンでつながった漢字のかたまりは、順番を変えてたり切って読むことはありません。

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まとめ

さて、今回は送り仮名と返り点の解説をしました。

地味な勉強ですが、漢文を読むためには不可欠なので、しっかりと使えるようにしましょう。

次回は、この知識を使って、書き下し文の書き方を解説していきますよ!

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