漢文を読むときのキホン (漢文・第1回)

みなさんこんにちは  ポケット予備校です。

今回は、漢文の初回の授業ですね。今回は、漢文を読む基本を授業していきます。

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そもそも漢文とは

漢文を勉強する前に、そもそも漢文とはなんでしょう。

漢文とは、昔の中国の文章、またはそれにならって書かれた文章です。

ということは、日本人が書いた漢文、(昔の)朝鮮の人が書いた漢文、なんていうのもあります。例えば、2018年のセンター試験では、江戸時代の日本人が書いた漢文が出題されました。

もちろん漢文というくらいなので、基本的には全て漢字で書かれています。その中には、現代の人は使わない漢字もあったりするので、漢文を読むためには、そういう漢字の勉強も必要です

漢文を読む3つのステップ

漢文は、現代の私たちが読む文章とは、文法や使う言葉も違います。そのため、漢文を読むためには、3つのステップで読みます。

その3ステップがこれです。

それぞれ解説しましょう。

ステップ1 白文に訓点をつける

まず、素の漢文のことを白文と言います。ひたすら漢字だけが書かれた文章のことです。しかし、これではとても読めません。そこで、訓点という補助をつけます

訓点のついた白文を訓読文と言います。つまり、1つ目のステップは、白文を訓読文にすることです。

主に使う訓点は、送り仮名と句読点、そして返り点があります。

まず送り仮名と句読点です。日本語では、漢字+送り仮名+句読点で、話したり書いたりしますよね。しかし漢文は、漢字だけで書かれています。送り仮名はもちろん、「、」や「。」もありません。

このままでは読めないので、日本人でも読めるように、送り仮名と句読点を補うんです。

次に返り点です。そもそも、漢文の語順と日本語の語順とでは、順番が違います。なので、やはり、このままでは読めないので、日本語で読めみやすい語順に、読む順番を並べ替えるのが返り点です。

さて、これが1つ目のステップですが、高校で漢文を読むときは、ほとんどの場合、すでに訓点がついています。だから、ほとんどの場合、自分で訓点を書いて読むことはありません。

しかし、大学入試では、問題文の一部が白文になっている、なんて問題もあるので、要注意です。こういう場合は、これから学んでいく漢文の知識を使って、自分で考えて訓点をつける必要があります。

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ステップ2 訓読文を書き下し文にする

さて、訓読文ができると、次はそれをほぐしていきます。具体的には、返り点の順番に漢字を並び替えて、送り仮名や句読点をつけます。さらに、他に句形などの知識も使います

その、ほぐした文章を書き下し文といいます。こうすることで、日本語っぽくなって、少し読みやすくなります。

しかし、書き下し文は基本的に文語体で書きます。昔っぽい堅苦しい言葉ですね。

これは、そもそも送り仮名のルールとして文語体の送り仮名をつける、というルールがあったり、そもそも漢文が昔の言葉で書かれているので、書き下し文も昔の言葉になる、などのことが理由です。

なので、書き下し文で日本語っぽくなりはしましたが、それでも少し古くさい表現で分かりにくいです。そこで、最後の3つ目のステップがあります。

ステップ3 書き下し文を現代語訳する

最後に、古くさい書き下し文を現代の言葉に訳します。このとき、漢文の特有の表現=句形、というのがあるので、それを使いながら現代語訳していきます。

句形はそんなに数が多くないので、覚えてしまうのがいいですね。ささっと覚えてしまって、スラスラ現代語訳できるようにしましょう。

さて、これが漢文を読む3つのステップです。

漢文の勉強で重要な5つの知識

それでは、最後に、漢文を勉強するときに大事な5つの知識を紹介します。それがこちらです。

1 訓点

1つ目は、この記事にも書いたように、訓点の知識です。これがないと、そもそも書き下しができなかったりして、手も足も出なくなります。

最初のステップとして、訓点をしっかり使えることは重要ですね。

訓点はこちらの記事で解説しています。ぜひ見てね!

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2 句形

漢文のメインと言ってもいいのがこの句形です。句形とは、決まった意味を持つ、決まった型の表現のことです。句形をヒントに書き下しをしたり、現代語訳をしたりします。

特に現代語訳するときには1番大事なものですので、しっかり使えることが大事です。句形の数はそんなに多くないので、しっかりと覚えましょう。

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3 漢字(重要語句)

漢文で使われる漢字の中には、今の日本語の意味と違う漢字、今はない漢字、などなどがあります。こうした漢字は、追加で勉強する必要があります。

ただこれも句形と同じく、数は多くないので、しっかり覚えていけると思います。

4 漢詩

漢詩は漢文の中ではマイナーなジャンルですが、来年から始まる共通テストでは出る可能性もあると言われています

漢詩はカッチリと型が決まっています。文章の数、漢字の数、押韻、対句、など、いろいろな決まりがあり、それをわかっていないと

「この人、感極まって詩なんか読んじゃってるけど、けっきょく何が言いたいの?」

というような状態になってしまうので、しっかり読んでいきましょう。

5 古典常識

最後に、意外に忘れられがちな、古典常識です。古典常識とは、昔の人々・世界での価値観だったり習慣などです。今の感覚では理解できないことも、多々あります。

なので、古典常識をわかっていないと、現代語訳まではできても

「なんでこの人はこんなことやってるのか分からない」

という状態になって、内容が入ってこなくなってしまいます

古典常識も漢文を読むときには欠かせませんね。

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まとめ

さて、今回は漢文を勉強するときに大事にするべきことを授業しました。

これから漢文を勉強するときは、これらのことを意識して勉強していきましょう!

漢文は覚えることも少ないので、すぐに点数が出やすい科目です。ズンズン勉強して、高得点を取りましょう!

それでは、次はまず、送り仮名と返り点の授業です!

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