共通テスト物理の対策と傾向は?プレテストから東大生が徹底分析+解説!

こんにちは、ポケット予備校です。

今回は共通テストでは物理が今までのセンター試験とどう変わるのかを解説していきたいと思います!

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概観

大問は従来は第4問までが必答で第5問と第6問はどちらを解くかが選べたので合計で5つでしたが、過去2回にわたり行われた試行調査の問題では大問が4つですべて必答となりました。その分全体的に文章量が多くなり、内容も見覚えのある典型問題という印象は薄れてやや応用的となっています。

平成29年度 試行調査

第1問

問1,2,3:エネルギー、抵抗、屈折について定性的な理解を問うもの。これまでの第1問に1つは登場してきた問題の傾向をやや抽象的な問いで踏襲したものですが文字を補ったり条件を読み替えたりして考えれば落ち着いて答えにたどり着けます。すでに少し登場していた問題が増えて強化されている点で似た出題がなされる可能性は高いでしょう。

問4,6:今までもあったいわゆる典型問題。確実におさえたい問題です。

問5:エネルギーについてのダムへの応用例に触れながらの問題。混乱せず情報を抽出して問われている内容を理解しましょう。数値問題なので答えの見当もつけやすいかもしれません。

第2問

振り子の実験を題材にした問題で、完全に新傾向といえます。また問題設定が複雑なので問いの本質を見抜くのにひと手間必要です。問2,3では正答の数を明示せず、そこには「どれも該当しない」という可能性も含まれています。選択式問題における「当てずっぽう」をできるだけ排除する意図でしょうか、やや難しいかもしれません。また、実験のデザインという点では必ずしも持っている知識で正解にたどり着ける問題ではないかもしれません。つまり、物理的に正しいことが書かれた選択肢でも与えられた実験からわかる内容ではなく飛躍しているため不適当、という出題がなされる可能性もあるのであくまで問題に忠実になって解くことが必要でしょう。

第3問

第1問問5のように物理学の応用について大問を丸々使ってしっかり問う問題。多くの新傾向要素がつまっています。

問1,2:有効数字を考慮しながら回答させる問題です。今までのセンター試験ではこれを気にする必要がなかったためこれからは要注意です。試行調査の段階でわざわざ3つもの数値をこの条件で聞いているので本番でも同様の出題がなされる可能性は高いでしょう。

セクションBではテーマが自動車ということで熱分野と融合した問題になっています。これも新傾向で、本番では他の分野のより複雑な融合が登場するかもしれません。

問4,6:第2問同様、実験の分析という趣旨が強く、複数回答が取り入れられており実験内容と物理学の深い理解が求められています。

第4問

上の2つの大問とは異なり実際に発生する誤差などを排除した電磁気分野の思考実験を取り扱っているため従来のセンター試験にもよく見られるタイプの問題です。グラフの読み取りを問われていますが、装置に工夫が凝らされているため選択肢がどれも見覚えのない形になっています。当然ですが勘ではなく丁寧な検証による回答が求められます。逆に言えば「ひっかけ」によるミスをする可能性が低くなっています。

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平成30年度 試行調査

第1問

最初の大問ということもありこれだけ見るとセンター試験の形式に逆戻りしたようにも一見感じられますが、よく見ると差があるようです。

問1:解答に関係のない情報があえて与えられてある点、図が差し込まれていない点が新傾向と言え、思考力の求められるところです。

問2,3:運動の軌跡やグラフの形に関する問題はセンター試験の傾向を踏襲しています。物理量や現象の説明についての問題も従来ありましたがまずその割合が高いです。また、今までは「予測される結果に対する物理量(速度、エネルギーなど)を正しく答える」という問い方中心でしたが新しいテストでは「現象の説明自体を求める」というシフトが見られます。つまり、何が原因でどのようなことが起きるのか、あるいはそれに基づき成り立つ等式を答える形式で考察する内容が増えています。

問4:該当するものを全て選ぶ問題。完全に新傾向です。

第2問

問1,2:従来も見られたような問題ですが、図がありません。読解力と想像力が必要です。

問3:共通テストの王道なのでしょうか、データの分析を題材にしています。しっかりとした物理の理解が求められるところです。

第3問

問1,4は今までにもあったような問題、問2は新傾向の物理的考察を凝縮した説明問題です。問3は予想される現象を用語で答えさせる問題となっており、同様の問題は試行の段階ではあまりありませんが用語の意味把握を求める意図がありそうです。物理現象がなぜ起こるのかはもちろん、その応用という点で物理の本質からはやや離れつつも現象名もある程度押さえておく必要があります。与えられた設定のなか、少ない誘導で想像する力を問うところは共通テストらしいですね。

第4問

エレキギターという日常生活に結びついた応用例を題材にしている点は新傾向ではありますが、どの問題もセンター試験に出てきそうな問題です。問2については違う条件下で行う同じ実験に起きる変化の原因を用語で答えさせるもので、前問の問3にやや似ています。こちらも分野が異なるとはいえ同じような考え方や対策が求められるでしょう。

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まとめ

センター試験からどう変化するのがまだまだつかめない共通テストですが2回の試行調査からもヒントが得られました。箇条書きにすると

  • 選択問題がなくなることを考え、苦手をなくし全分野を押さえておく。
  • 図が少なく、文章が多い。文字情報の処理に慣れておく。
  • 学習の際に応用例を軽くイメージしてみたり調べたりしてみる。
  • 実験の問題や説明を求める問題が多い。与えられた設定からなるべく誘導なく考察する力を磨く。
  • 物理用語や有効数字についても抜かりなくチェック。

これくらいに要約できるでしょうか。飛躍的に難しくなるわけでもなさそうなのできちんと対策すれば高得点が狙えるはずです。受験を控えた皆さん、がんばってください!

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